ササニシキなどの原種に近いコメが身体にいい理由と、それらのコメをみかけることが少ない理由

ササニシキなどの原種に近いコメが体に良いとされる理由は、その特有の栄養成分と食後の血糖値上昇が緩やかであることによると考えられます。

ササニシキは、コシヒカリなどの一般的なコメ品種と比べて、アミロースというでんぷん質を多く含んでいます。アミロースが多いと、食後の血糖値の上昇が緩やかになり、糖尿病リスクのある人や化学物質過敏症の方に適していると言われています。また、アレルギーが改善されたという報告もあります。

さらに、原種に近いコメは一般的に栄養価が高く、特に玄米や雑穀米はミネラル・ビタミン類・抗酸化成分が豊富で、栄養的に優れています。

以上の理由から、ササニシキなどの原種に近いコメは健康に良いとされています。ただし、食事はバランスが大切であり、個々の食材だけでなく全体の摂取量や栄養バランスを考慮することが重要です。具体的な食事内容や健康状態については医療専門家に相談することをお勧めします。

原種に近い米の品種としては、他には以下のようなものがあります:

  1. 朝日:「朝日」は明治時代に生まれた古い在来種で、西日本では広く作付けされていました。現在の良食味米と言われる美味しいお米の代表「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」「つや姫」などのルーツを辿って行くと、「朝日」へ辿り着きます。
  2. 亀の尾:「亀の尾」も明治時代に生まれた古い在来種で、東日本では広く作付けされていました。「ササニシキ」や「日本晴」の先祖にもあたる品種です。
  3. 京都旭:京都旭は自然栽培で育てられた在来種です。
  4. 奈良稲:奈良稲も自然栽培で育てられた在来種です。
  5. 鳥取旭:鳥取旭は自然栽培で育てられた在来種です。
  6. 赤ひばり:赤ひばりは自然栽培で育てられた在来種です。

これらの品種は、現代の主流品種と比べてアミロース含有率が高く、食後の血糖値上昇が緩やかであることから、健康に良いとされています。ただし、これらの品種は栽培に手間がかかるため、現在では希少な品種となっています。

【ひとこと】

コメ選びの基準はひとそれぞれだと思いますが、食べた後のことも考えて選ぶのもいいなあ、と思ってます。

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